令和の日に入院した母の旅立ちから今日まで

令和元年5月1日に母が独居から緊急入院。令和5年6月20日に安らかな顔立ちで旅立ちました。コロナ前の施設探し、生活保護申請、コロナ禍での入居生活で感じたこと、反省点をこれからも大切な人を支え続ける人の参考になればと思いブログを続けてます

施設見学で見逃してはならないチェックポイント

 施設入居にあたって本人、親族が施設見学をすると思いますが、見逃して欲しくないポイントがいくつかあります。言い換えると、これらのポイントを私が見過ごしたことで後悔したとも言えます。

 ①エレベータの稼働率: ハード面では部屋の広さ、集会室の環境などに目が行きやすく、エレベーターの稼働状況まで思いつかないと思います。しかし、毎日三食の食堂への移動、デイサービスや外出時の移動、非常時の移動がどのようになっているかは、入居者のストレスにかなり影響します。車いす2台が限界のエレベータ1基で何十室の入居者を賄う施設は理想的ではありません。

 ②コインランドリーの設備状況: 施設によっては業務用のランドリーと乾燥機を設置しているようですが、母のサ高住では、入居者が利用することも前提で街中によくあるコインランドリーが設置されています。しかし、①のエレベータの数と同様に、入居者数と見合わない容量の洗濯機と乾燥機ではストレスが増します。見学の際はランドリーの状況にも目を配ってください。また、衣類の洗濯をお願いすると、名前を書いていても高確率で紛失されます(どこの施設でも同じようです)。洗濯衣類の管理をどのようにしているかを必ず確認しましょう。

 ③認知症目線のバリアフリー: 最新のウォシュレットは多機能すぎて、新しいことを覚えるのが苦手な認知症者には使いこなせません。操作方法を分かりやすく表示してあるかどうかが重要です。洗面台で手を洗うとき、車いすに乗った状態で楽に蛇口まで手が届くか、実際に試すことをお勧めします。