令和の日に入院した母の旅立ちから今日まで

令和元年5月1日に母が独居から緊急入院。令和5年6月20日に安らかな顔立ちで旅立ちました。コロナ前の施設探し、生活保護申請、コロナ禍での入居生活で感じたこと、反省点をこれからも大切な人を支え続ける人の参考になればと思いブログを続けてます

神戸に帰りたいを叶えるために

 母は神戸に生まれ育ちの94年の人生でした。6人兄弟姉妹の末っ子。幼少に戦火をくぐり抜け、高度経済成長、バブル、阪神大震災・・悲喜こもごもの人生だったと思います。色々あって最後は堺市の施設に入居しました。

 コロナ前まではすごく楽しそうに過ごしていて「ここで最後を迎える」と周りに言ってましたが、コロナ禍で認知症が進行しふさぎ込むようになってからは「神戸に帰りたい」と嘆くことが多かったです。最後の入院でも「神戸に帰りたい?」と聞くと、酸素マスクを付けながらも力強くうなずきました。

 神戸には母の両親の墓があります。生前、自分が亡くなっても納骨しないで両親と一緒にすぐ散骨してほしいと言っていました。最初はそうしようと思いましたが母の最後の願いを叶えたい、最後の孝行として両親のもとに帰らせることにしました。いつかの墓じまいまでは、母が好きな神戸で、家族ですごさせてあげたいです。納骨の前日は神戸の縁の地を母と一緒にめぐるつもりです。