令和の日に入院した母の旅立ちから今日まで

令和元年5月1日に母が独居から緊急入院。令和5年6月20日に安らかな顔立ちで旅立ちました。コロナ前の施設探し、生活保護申請、コロナ禍での入居生活で感じたこと、反省点をこれからも大切な人を支え続ける人の参考になればと思いブログを続けてます

はじめてサ高住を見学してみて

 サ高住はサービス付き高齢者住宅のことで、民間企業が経営する賃貸住宅に高齢者見守りサービス、生活支援サービスを付随させた一般住宅です。通常の賃貸住宅だと貸主が万一のことを考えて高齢者世帯、特に独居することを敬遠しますが、サ高住は高齢者(要介護者)向けの賃貸なので門前払いされることはありません(保証人の問題はありますが)。

 最初に見学したのは隣県の下町地域にある一昨年オープンの施設でした。L字型の敷地に建つ施設の1階には受付、応接室、入居者が集うロビーがありました。事前に見学の予約を入れていたので対応はスムーズでした。面談室で待っていると男性の担当者が来られ、名刺には介護職員実務者研修修了と書いてありました。

 母の状況説明をして施設の紹介を受けている途中、部屋の外にいた高齢入居者の数名が騒ぎ出したので彼は様子を見にいきました。

「●●さん、あとで行きますのでちょっと待ってね!」

 入居者グループ同士でもめていたように思います。なかなか大変な仕事だなぁと感じながらエレベーターで居室に移動。浴室、食堂など施設を一巡して面談室に戻りました。部屋は満室だけど翌月には空くとのこと・・空室予定を聞くことに心理的な抵抗がありましたが仕方がありません。

 施設のハード面、費用、立地、職員の対応に問題はありませんでしたが、気になったのは入居者同士の距離感。世帯数が40弱と多くないことから狭い人間関係でストレスがたまらないか、和に入れなかったらどうするか・・母は人見知りしない性格であっても無駄な我慢はもうさせたくない。色々と考えてここは保留にしました。